セルビアの温泉は日本の温泉とは異なり、大浴場に裸で入浴する場所ではなく、リハビリや疲労回復のための器具を備えた施設のある、治療や保養が目的の場所です。
セルビアには1,000ヵ所を超える冷泉、温泉、鉱泉があります。53か所以上の温泉リゾートがローマの昔から知られており、飲泉や薬泉に入浴するなどの温泉療法が使われてきました。
病気治療用の温泉以外に、気候や場所が保養に適しているために健康リゾートとして指定された保養地もあります。
セルビアの温泉は静かで緑にあふれたバルカンのオアシスです。緩やかな渓谷やなだらかな丘の中腹にあり、森や牧草地や果樹園に囲まれています。
今日では温泉は治療の場所ではなく、余暇や娯楽の場所になってきました。各種スポーツ施設やマッサージサロン、フィットネスセンターを備えた近代的なレクリエーションセンターが各地の温泉に建設されています。セルビアの温泉では近年、ウェルネスプログラムがとてもポピュラーになっています。温泉療法プログラムは病気を防ぐためだけではなく、心身の活力を取り戻し、衰えた肌のハリを回復し、弛んだ筋肉を鍛え直します。
温泉には会議やセミナー開催のための施設や、スポーツ団体用の体力トレーニングの設備も完備しています。
セルビア温泉リゾート協会(英語)
Serbian Spas and Resorts Association
Poštanski fah 51, 36210 Vrnjačka Banja
tel: +381 (0)36 611-110, fax. 611-109
udruzenjebanja@gmail.com
www.serbianspas.org