ミロスラブ福音書は、1180年頃に制作されたとても美しい典礼文書です。東洋(ビザンチン)と西洋(イタリア)の文化が融合し、図像的なデザインのキリル文字で書かれ、文字の周囲に装飾が施されています。
キリル文字で書かれた挿絵入りの文書としては、現存するセルビア最古のもので、特別重要文化財に指定されています。世界的にも貴重であることから、2005年に世界記録遺産に登録されました。
福音書の原本は、ベオグラードの国立博物館に保管されています。福音書は、299冊の複製が制作され、世界の主要な図書館が所蔵しています。デジタル版も作られており、誰でも利用できます。
ミロスラブの福音書 デジタル版
Digital copy of the Miroslav Gospels